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Webデザイナー転職で知るべき会社の選び方【業界未経験者に向けて】

Webデザイナー転職で知るべき会社の選び方【業界未経験者に向けて】

こんにちは、山田です。
Webデザイナーをやっています。

先日、下記のようなツイートをしました。

今回はこのツイート内容を深堀します。
具体的には、下記のような人をターゲットに書いています。

  • Webデザイナーを目指しているけど、仕事内容のイメージがわかない
  • Webデザイナーの求人を眺めているけど、探し方や見分け方がわからない
  • 募集職種は同じ「Webデザイナー」だけど、会社によって結構書いてることが違うような…?

未経験職への転職活動は色々とわからない部分も多く、決断や判別にはエネルギーが必要だと思います。

求人の探し方の本質

「募集職種の仕事内容・働き方」と「自分のやりたいこと・価値観」を摺り合わせることです。
これが本質で、後は単に手段の問題かなと。
とはいえ、具体的な探し方も後半でお話していきます。

ひとくちに「Webデザイナー」といっても色々ある

Webデザイナーは数ある職業の中でも、会社によって「定義」が違う職業です。
そして、リモートや時短など、ワークスタイルも会社によって様々です。

それ故に「この会社で自分がやりたい仕事・働き方はできるか」わかりづらい部分も多く、ミスマッチが起きてしまう可能性もあります。

ミスマッチを防ぐためにも、会社の選び方でチェックすべきポイントをズラッとまとめてみました。

【01】Webデザイナーの仕事内容について

会社によって、Webデザイナーの業務範囲は大きく変わってきます。チェックすべき主要なものを取り上げていきます。

作るもの…「Webサイト」 or「 Webサービス・アプリケーション」

Webデザイナーといっても、Webサイトを作る人だけを指している訳ではないことは注意が必要です。

コーポレートサイトなどホームページを制作する場合は「Webデザイナー」

メルカリや食べログのようなWebサービス・アプリの場合は「UI/UXデザイナー(アプリデザイナー)」と呼ばれることが多いです。

「Webデザイナー」と「UI/UXデザイナー」は似ている部分もありますが、業務範囲や求められるスキルに違いがあります。

もちろん会社によっては両方のデザインに携われる場合もあります。
ただ「自分が作りたいものは何なのか」で、軸が変わってくることも事実です。

焦って決める必要はないですが、意識して勉強なり就職活動に臨めるのがベストですね。

コーディング…「する」 or 「しない」

Webデザイナーがコーディングを担当するか否かは、会社によってバラバラです。

もしコーディングまで業務範囲に入っている場合、HTMLやCSS、Javascriptなどの言語を習得する必要があります。

ただ個人的な見解を述べさせてもらうと、Webデザイナーがコードを理解しておくことはとても大切です。

学習コストや「いつまでに転職したい」といった時間との相談にもなりますが、もし本格的にWebデザイナーの道を進んでいきたいのであれば、是非コーディングまで覚えてみてください。

あと付け加えておくと、デザインとフロント(やバックエンド)、どちらもできる人材はかなり貴重です。
言うまでもなく、市場価値も高いですね。。。

紙デザイン(パンフレットなど)…「作る」 or 「作らない」

制作会社によっては、デザイナーが紙とWeb、両方のデザインを担当する場合があります。

紙のデザインを作るときのルールや意識すべきポイントは、所々Webとは違います。

デザイン制作における、紙とWebの相違例

  • RGBAとCMYK
  • 文字詰めへの意識の差

「紙とWeb」、どちらも高品質で作れるデザイナーはかなり強いです。

ただ、ちょっと難易度は高いので、焦って一気に覚えようとしなくてもいいと思います。

UXデザイン…「する」 or 「しない」

UXについての説明は、下記がわかりやすいかなと思います。

「UIとUXの基本」UIとUXをこれから学ぼうとしているデザイナーへ vol.1

https://liginc.co.jp/360504

UXまでガッツリ経験したい場合、Webサイトよりは、Webサービス・アプリのデザインができる会社を選ぶといいと思います。

もちろんWebサイトを作る上でも意識する部分ではあるのですが、マーケティングやアクセス解析といった、UXデザイナー特有の業務は少ない傾向にあります。

UXデザイナーの仕事内容は、イメージが中々掴めないと思うので、下記を参考にしてみてください。

UXデザイナーになるには?仕事内容と年収を徹底解説!

https://www.creativevillage.ne.jp/19797

イラスト…「描く」 or 「描かない」

Webデザイナーの業務内容にイラスト制作が入っていることがあります。

そのため、イラストを描く能力もWebデザイナーへの転職に有利な要素です。

…とはいえ、正直な話をすると、そこまで求められる能力ではないと感じています。

僕もイラストが得意なわけではないですが、それが理由で選考が通らなかった記憶はないですね。

「できればちょっと有利かも」な感覚です。
フリーランスのWebデザイナーだと、あると喜ばれるスキルかなと思います。

写真・動画撮影…「する」 or 「しない」

こちらもイラストのスキルと同様、「できればちょっと有利」な能力です。
業界全体で見れば、必須ではないかなと。

ただこちらの場合は、Webだけでなくグラフィックや動画制作など、多岐にデザイン案件を受託している会社だと応募要件に入っている場合があります。

また、小規模の会社であれば、クライアント先に赴いて画像・動画素材の撮影をする機会もあります。

もし時間に余裕があれば、勉強しておくといいですね。

ディレクション…「兼任」 or 「分業」

僕が以前いた会社では、ディレクターとデザイナーでポジションが分かれていて、クライアントとの打ち合わせに出席するのは基本的にディレクターでした。

その一方で、現在僕が働いている会社では、デザイナーもディレクターに同行して打ち合わせに参加し、ディレクションも兼任しています。

どちらが良いとかではなく、自分が求める働き方や将来像に合わせて求人を選ぶのがベストです。

個人的には、ディレクションもできるデザイナーがカッコいいと思っています。

メイン業務…「新規制作」or「運用・更新」

Webデザイナーの仕事は、1から新しく制作物を作るだけではありません。

既に公開されているサイトのテキスト修正や画像の差替えといった、運用・更新作業も業務時間の大部分を占めています。

この2つは必ずしも偏りがある訳ではないですが、会社やポジションによっては大きく比重が異なるので注意が必要です。

例えば自社ECサイトを運営している会社では、テキスト・バナーの差替えや下層ページの追加作業がメインとなり、新たにサイトを作ることは殆どない、といったケースがよく見られます。

もちろん人によってやりたいことは違いますし、この働き方自体が悪い訳ではないです。
ただ、具体的な仕事のイメージがないまま入社をしてしまうと、「自分が求めていた仕事と違った…」ということもあり得ます。

【02】働き方・会社のビジネスモデルについて

所感ですが、Webデザイナーの働き方はITエンジニアっぽさがあるなと感じています。

異業種から転職をされる方だとこの辺りの理解が難しい場合もあるので、解説をしていきます。

制作・開発…「受託」 or 「自社」

IT企業が事業を回していく方法は主に2パターンありまして、「受託」か「自社開発」です。

受託制作と自社開発の違いについては下記をどうぞ。

【徹底比較】受託開発 vs 自社開発!それぞれ違いやメリットデメリット、身につくスキルを紹介します。

受託で働くWebデザイナーの場合、多くの会社と関係を築けるので多様なプロジェクトに関わることができます。
その一方で、クライアントありきの仕事であるため、納期やコミュニケーションの面で苦労することがあります。

自社開発のWebデザイナーは、基本的に社内のコミュニケーションで完結することが多く、受託と比べると納期が緩い傾向があります。
デメリットとしては、日々同じプロジェクトに従事することになるため、マンネリや停滞感を感じてしまう可能性があることでしょうか。

「自分は受託と自社開発、どちらの会社で働きたいのか」、考えを固めておくのがベストです。

受注方法…「直請」 or 「下請」

受託制作の場合、「直請」と「下請」、2通りのケースがあります。

  • 「直請」…依頼主と依頼主と取引を交わす
  • 「下請」…依頼主との間に代理店や1次請会社が存在する

直請の場合、直接依頼主とやり取りを交わすことができるので、ヒアリング内容に齟齬が発生しなかったり、相手の喜ぶ反応を見ながら働くことができます。

下請の場合は、依頼主との折衝を別会社に任せることができるので、ある意味で制作に集中がしやすいといったメリットがあります。

ちなみに僕は「直請」メインの会社に絞って、就職活動をしてました。

他社出向…「あり」 or 「なし」

IT業界では「SES」と呼ばれる、派遣のような感覚で他社に出向して働く契約形態があります(厳密に説明できてないのはお許しください…)。

SESは主にエンジニアの世界で出てくるワードですが、Webデザイナーも同様に他社へ出向を命じられて働くことがある・SESで事業を回している会社が存在します。

このSESという仕組みを知らずに入社を決めてしまった場合、何もわからないまま「じゃあ明日から○○の会社で働いてね」といった状況になってしまうので注意してください。

求人情報でSESかどうか簡単に見分ける方法

下記みたいな文言が書かれていることが多いです。ご参考までに。

【勤務地】各プロジェクト先への配属となります。(東京23区内外のほか、千葉、埼玉、神奈川など)

勤務形態…リモート・時短など

僕自身もそうでしたが、Webデザイナー転職の志望動機で「リモートワークがしたい」という方は結構いるのではないでしょうか。

確かにリモートワークや時短勤務を制度として取り入れている会社は多いです。
ただ、業界未経験の方が、いきなりリモートワークで仕事を始めるのはオススメできません。

誰かが側にいる状況で仕事を覚えていった方が成長速度がはやいですし、メールやチャットなどのコミュニケーションにコストと時間を喰われます。

何より、安易なリモートで働きたい動機は会社に見透かされてますからね。

余程の理由がなければ、リモートは一旦条件から外し、まずは「未経験」のタグを取り除くことを優先するのがベストです。

PC…「Mac」 or 「Windows」

多くの制作会社はMacが主流です。

とはいえ、Windowsを使っている会社も存在します
僕が初めてコーダーで入った現場では、デザイナーさんはWindows使ってました。

Macが無難ではあるんですが、ぶっちゃけ「ここら辺は好みかな~、、」とか思ったりはします。

別にWindowsだからって即決でNGにする必要はないです。

ちなみに僕は、WindowsでもMacでもデザイン作ってます。正直慣れの問題な気がします。

勤務地…「首都圏」 or 「地方」

周知の事実かとは思いますが、首都圏の方が圧倒的に求人数は多いです。

ただ、地方には全くないのかというとそうではなくて、探してみると良い会社はあったりします。

生活状況との兼ね合いにもなりますが、転職を機に思い切って上京や地方への引っ越しも視野に入れておくとベターです。

求人数以外の面に目を向けると、求められる資質が首都圏と地方で違うのかなと感じます。
地方の場合、人口が少ない関係で分業化が進んでいないケースが多いので、ジェネラリストが好まれるのかなと。

手掛ける業界の偏り…「ある」 or 「ない」

会社によっては手掛けている業界・制作物に偏りがある場合があります。

  • A社…美容系のLPがメイン
  • B社…自動車・不動産など、お堅めの業界のクライアントが多い
  • C社…大手企業からの案件がほとんど。キャンペーンサイトなど。

クライアントの業界・ジャンルが限定される = 似たようなテイストの制作物を作る機会が多いということになります。

この辺りを重視するか否かは「自分はどういうデザイナーになりたいのか」によって変わってくると思います。

【03】その他(待遇面など)

ここまできたら、あとは無難に給与など待遇面で会社を選んでいけたらと考えてます。

会社の規模について

中小規模の場合、大企業のような手厚い手当や制度はあまり望めないかもしれません。
一方で、多様な経験を積めたり、新しい技術に挑戦がしやすいといったメリットがあります。

大規模であれば、給与面などでいくらかの安定感を得ることができます。
ただし、仕事の進め方が固まってしまっていることが多いので、新しい技術やポジションの壁を越えた挑戦・経験は積みづらいかもしれません。

社風とかも大事

IT業界は、他の業界と比べても風通しの良い組織が多い傾向にあります。

が、それでも会社によってカラーは違うので、面接時に質問をしたり、可能であれば職場を見学させてもらうといいです。

求人の文面だけでは中々判断できない部分なので、自分の目で確かめて吟味するのがいいかと。

具体的な求人の探し方について

【2020/1/12:追記】下記の記事で内容の深堀をしました。具体的な探し方が気になる方はぜひ。

わからなかったら業界の先輩に聞こう

ここまで長々と書いてきましたが、人によってやりたいことは様々ですし、この記事だけ読んでも判断できないことがあると思います。

なので、「実際にその業界で働いている人から情報収取をする」のがいい方法だと思います。

※当たり前ですが、いきなり知らない人に向かって「色々質問させてください!」と聞くのは失礼にあたるので気をつけてください。僕は気にしませんが。

僕は過去に下記のサービスを使っていたことがあり、個人的におすすめしています。

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質問は随時TwitterのDMで受け付けます

超長くなってすみませんでした。。。
質問は随時、こちらから受け付けてますのでお気軽にどうぞ。